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【水疱瘡の症状・治療の解説】

潜伏期間ナビ♪では水疱瘡(水痘)の初期症状からかさぶたになるまでの変化と特徴・ウイルスの感染原因・潜伏期間・治療期間の目安について入門者向きにわかりやすく解説しております。

水疱瘡の潜伏期間ナビ♪(もくじ)

◆水疱瘡は流行性の高い第2類学校感染症

 水疱瘡(水痘)は、主に乳幼児や子供を対象として発症する赤みを帯びた発疹が全身に渡って発症するウイルス感染症の一つです。

 水疱瘡は比較的強い感染力を持つ「水痘帯状疱疹ウイルス」と呼ばれるDNAウイルスに感染する事で発症し、毎年冬場から初夏にかけて流行する特徴を持っております。

 水疱瘡は乳幼児期〜幼少期にかけ多く発症する傾向があり、この幼少期に発症するケースの大半は初感染によるものです。

 尚、成人になってから水疱瘡を発症するケースでは、高熱を伴うケースも多くあります。

 水痘帯状疱疹ウイルスは多くの感染経路を持つウイルスであり流行性も高い事から学校保健安全法の「第2類学校感染症」に分類されております。

◆水疱瘡の原因・水痘帯状疱疹ウイルスを知ろう

 水疱瘡の発症原因となるウイルスは水痘帯状疱疹ウイルスと呼ばれるヘルペスウイルスに分類されるDNAウイルスです。

 この「水痘帯状疱疹ウイルス」は帯状疱疹(たいじょうほうしん)を発症する原因ウイルスとされていた「帯状疱疹ウイルス」と同じウイルスです。

 以前は水疱瘡の原因ウイルスと帯状疱疹の原因ウイルスが異なるウイルスであると考えられておりましたが、水疱瘡の原因ウイルスも帯状疱疹ウイルスであることが確認された事から、「水痘」がプラスされ水痘帯状疱疹ウイルスという長い名称となった経緯があります。

 ヘルペスウイルスに属するこのウイルスは、水疱瘡が完治後も体内の神経根に潜伏し、長期間体内に居座る特徴を持っております。 

 そして体力が落ちたり免疫機構が弱っている時に、神経根から神経経路を通じて皮膚上へ現れ赤みを帯びた発疹を体表に再発させます。

 この水痘帯状疱疹ウイルスによって発疹が再発した時の病名が「帯状疱疹」と呼ばれる病気です。

水痘帯状疱疹ウイルスとは?(図)

 幼少期に水痘帯状疱疹ウイルスに初感染した際に発症する疾患が水疱瘡、初感染後の免疫力の低下時に現れる発疹が帯状疱疹であり、どちらも原因となるウイルスは同じなのですね。

◆初期症状からかさぶたになるまでの4段階症状

 水疱瘡(水痘)の代表的な症状は顔や頭、首周り、胴体にかけて赤みを帯びた発疹が多数出現する症状です。

 水疱瘡の初期症状は発疹が体表に現れる2〜3日前から始まり、まず発熱や倦怠感、頭痛、腹痛などを訴えはじめ、その後小さな赤い発疹が次々と出現し始めます。

 但し、この発熱や倦怠感といった初期症状は強く出るケースもあれば、ほぼ現れないケースもあり個々の個人差が大きい点を把握しておく必要があります。

 体表に現れた小さな発疹は丘疹(きゅうしん)と呼ばれる小さな発疹で、丘疹は1日程度で水ぶくれとなり、その後水ぶくれに膿が溜まる膿疱となって、最後にかさぶたとなります。

 水疱瘡の診断基準では、このかさぶた状になるまでが症状の発症期間であり2次感染をもたらす期間となっております。

水痘帯症状の変化(4段階)(図)

 @の発疹は丘疹(きゅうしん)と呼ばれる小さな発疹で、最初は目に僅かに見える程度の小さな赤い点のように見えますが、徐々に大きさが大きくなり3mm〜5mm程度になります。

 丘疹は体表に現れた順から水泡状の水ぶくれへと変化し、水泡(水ぶくれ)は24時間程度で白い膿を持ったBの膿疱となります。

 最初に現れた丘疹は、膿疱になってから3日程度でCのかさぶたとなりますが、その間も新しい丘疹が胴部から手足にまで広がり始め、全身に現れた発疹が全てかさぶたになるまでには1週間程度の期間がかかります。

 第2類学校感染症による水疱瘡の登校制限に関しては、「全身の発疹が全てかさぶたになってから」となっておりますので、一つでも進行中の発疹がある場合は幼稚園や学校への登校は出来ません。

◆水疱瘡の潜伏期間・二次感染期間

 水疱瘡の発症原因である水痘帯状疱疹ウイルスの潜伏期間は、一般的に10日〜21日間程度です。(長くても3週間程度)

 潜伏期間とはウイルスが体内に侵入してから前述した水疱瘡の症状を発症するまでの期間のことですね。

水疱瘡潜伏期間・二次感染期間(図)

 上図Aの潜伏期間内に感染がわかるような自覚症状はほとんどありませんが、Bの赤みを帯びた発疹が体表に現れてくる2〜3日前には発熱や全身の倦怠感などの自覚症状が現れ始めます。

 地域で水疱瘡が流行しているケースなどでは小児科の診断で直ぐにウイルス検査を行い病気の特定が可能となるケースもありますが、多くのケースでは発熱段階で気づくことは難しく赤い発疹が現れ始めてから水疱瘡への感染に気がつくケースが大半です。

 尚、水痘帯状疱疹ウイルスはBの症状の発症期間を過ぎ全身の発疹が水ぶくれとなり、かさぶた状態になるまでは、前述した通り学校保健安全法の第2類学校感染症に分類されている為、幼稚園や小学校への登校は出来ません。

 特に水疱瘡は次々と新しい発疹が現れてくるため、最初に現れた発疹がかさぶたとなっていても、全身全ての発疹がかさぶた状態になるには1週間程度の時間がかかります。

 水疱瘡は症状が現れる前の潜伏期間から2次感染をもたらすウイルス感染症でもあり、症状が全て治まるまでは感染力も持続することから家庭内の2次感染についても気をつかう必要があります。

 特に弟や妹などの乳幼児がいらっしゃるご家庭の場合は同室内にいるだけでも2次感染を起こす可能性がある為、予防対策をしっかり行う必要があります。

◆水疱瘡の予防接種・治療ポイント

 最後に水疱瘡の治療法について見ていきましょう。

 まず水疱瘡は任意ではありますが、「水痘ワクチン」と呼ばれる生ワクチンの予防接種を受けることが可能です。

 水疱瘡自体は過剰に恐れる必要がない感染症ではありますが、予防接種を受けておくことで、もし感染した際は症状を和らげたり症状の発症を防止する効果が期待できます。

 尚、生ワクチンは潜伏期間であっても早い段階であれば効果が期待できるケースもありますので水疱瘡が流行している場合は小児科の医師に相談してみましょう。

 水疱瘡の治療の基本は、稀に高熱を発症するケースがある事からまずは安静に過ごすこと。

 そして、高熱に伴う脱水症状を防止するために水分補給をしっかり行うことが大切です。

 水疱瘡の発疹は口腔内に発症するケースもある為、幼児の場合は食事を嫌がるケースも出てきますので食べやすく栄養価の高い食品がとれるように工夫が必要となります。

 発疹がかさぶたになる頃には、発熱や倦怠感などの症状は改善してくる為、すぐに元気を取り戻しますが幼稚園や学校などの集団生活へ戻る際は必ずかかりつけの小児科で登園許可をもらうようにしましょう。

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