りんご病の発症は大半のケースで幼児・子供に発症するウイルス感染症です。
これは乳幼児や園児がまだ免疫をもっていない子供が多いことが原因でしたね。⇒保育園や幼稚園などで集団感染が見られる(参照ページ)
しかし、成人になっても感染するケースも多く確認されており、成人の感染症状は子供の場合とやや異なります。
子供の症状と成人の症状の最大の違いは「関節炎」を伴うケースが多く確認されている点です。
この関節炎の発症により「関節リウマチ」などの関節の疾患との診断の見極めが難しいケースもあります。
※大人が感染した場合の症状の特徴
他の関節炎を伴う疾患との区別が難しいケースも
大人がりんご病に感染している可能性が検討される場合。
この場合は、血液検査によって発症要因となっている物質を検出することが必要です。
尚、りんご病(伝染性紅班)による関節炎は2~3日ほどで回復するケースが大半です。
しかし、症状の発症時には正常な歩行が困難になるほどの症状を発症するケースもあります。
その為、関節性疾患の可能性が急遽検討され血液検査が実施されることになるのです。
※感染の可能性がある場合は?
血液検査によってウイルス感染を確認することも可能
関節炎の症状が重い場合は、抗炎症剤が処方されるケースがあります。
りんご病の治療法の基本は対象療法が基本です。
抗炎症剤が処方されるようなケースでは、あまりにも痛みが強い場合でありステロイド系の抗炎症剤を使用しまずは炎症を緩和することを優先させるケースです。
治療では基本的に薬物療法を行わずに治療し、痛みが強い場合のみ一時的に薬物療法を取り入れる形となります。
※治療法は?
抗炎症剤による薬物療法が行われるケースも
【成人・大人のりんご病のポイントのおさらい】
★関節リウマチなど関節炎を伴う疾患との区別が難しいケースもある
★血液検査によってウイルス感染を確認することも可能
★場合によっては抗炎症剤による薬物療法が行われる