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【りんご病の治療法・回復までの日数】

潜伏期間ナビ♪ではりんご病の治療法・回復までの日数について入門者向きにわかりやすく解説しております。

◆りんご病の治療法・回復までの日数の解説(もくじ)

◆ワクチンと予防接種について

りんご病の治療法について確認していきましょう。

りんご病(伝染性紅班)は、「ヒトパルボウイルスB19型」によるウイルス感染症です。

このヒトパルボウイルスB19型ウイルスに関しては残念ながら、現在のところは予防となる抗ウイルス剤が開発されておりません。

その為、りんご病のワクチンによる予防接種などが行われることもありません。

※りんご病のワクチン
りんご病はワクチンがないので予防接種も無い

◆赤いほっぺになったら後は回復を待つだけ

りんご病の治療に関しては対症療法が治療の基本となります。

対症療法とは、りんご病の症状に合わせて治療を行う治療方法です。

余談ですがお薬などを使用する治療法は薬物療法、手術が必要となる治療は手術療法などとも呼ばれます。

りんご病の治療の基本は、何よりもまず安静にすごすこと。

風邪と同様に発熱などによって体力が落ちてくるので外出は極力控えることが大切です。

りんご病特有のほっぺが赤らむ発疹が発生してくる段階では、既にウイルスの排出はおさまっております。

ですから、赤いほっぺになったら後は回復を待つだけの状態であると思って良いでしょう。

※紅斑が出たら?
赤いほっぺは治りかけの合図でもある

◆感染予防の基本はマスクの使用

風邪に似た自覚症状が現れるのは、発疹が発生する前の段階ですから、この段階の発熱などの際に水分をしっかり補給し、脱水症状を防ぐことが大切になります。

しかし、この段階におけるりんご病の発見は難しい部分もあります。

伝染性紅班が地域的に広がっているなどの情報を得た際に、感染の予防を行うことがりんご病の最大の対策と言えるでしょう。

予防法としては飛沫感染を感染経路とする感染症ですからマスクの使用が基本です。

特に妊婦の場合は、母子感染の可能性も考慮し、例えわが子であっても感染者との接触は極力控える心構えが必要です。

ここが最も苦しいことかもしれませんが一生に何度もない事ですから数日間はパパや親族に協力してもらい乗り越えましょう。

【りんご病の治療法のポイントのおさらい】
★りんご病のウイルスに有効なワクチンは開発されていない
★赤いほっぺは治りかけの合図でもある
★マスクで飛沫感染の対策を

◆りんご病のウイルスの正体はヒトパルボウイルスB19型

りんご病(伝染性紅班)は、感染症の一種です。

感染症といえば、「細菌感染」「ウイルス感染」がありますが、りんご病は細菌などによる感染症ではなく、ウイルス感染症に分類されます。

ウイルス感染症の特徴は、体内にウイルスが侵入してから数日間は見た目にわかるような症状を発症しないウイルスの潜伏期間が存在する点です。

この潜伏期間はウイルスの種類によって異なります。

尚、りんご病の発症原因となるウイルスは「ヒトパルボウイルスB19型」と呼ばれるパルボウイルスです。

※りんご病のウイルスとは?
りんご病のウイルスはヒトパルボウイルスB19型

◆りんご病ウイルスの自然宿主は人のみ

ヒトパルボウイルスB19型の特徴についてチェックしていきましょう。

まずこのウイルスの最大の特徴は、「ヒト」という名前がついているように我々「ヒト」にのみ感染するウイルスであるという点です。

ウイルス感染症の多くは、自然宿主と呼ばれる感染の母体がある程度決まっております。

鶏インフルエンザであれば自然宿主は鶏ですね。

ですからりんご病のヒトパルボウイルスB19型の自然宿主はヒト=人という意味となります。

ちょっとした豆知識ですね。

◆感染経路は飛沫感染と母子感染の2種類

ヒトパルボウイルスB19型ウイルスが感染する経路は2通りあります。

この感染経路は前項でもお話ししたとおり、どちらもヒトを媒体として人から人へのみ感染するという特徴をもっております。

ヒトパルボウイルスの感染経路は2種類
☆飛沫感染
☆母子感染

現在確認されている主な感染経路は以上の2つです。

幼稚園や保育園、稀に小学校などで発生する集団感染はすべて飛沫感染によるものとわかりますね。

※主な感染経路
りんご病の主な感染経路は飛沫感染と母子感染の2種類

【りんご病の治療法のポイントのおさらい】
★りんご病のウイルス=ヒトパルボウイルスB19型である
★人にしか感染しないウイルスである
★主な感染経路は飛沫感染と母子感染の2種類